遺伝子型とは、生物の遺伝情報の総体、すなわちDNAにコードされた塩基配列の組み合わせを指します。表現型(phenotype)と対比される概念で、実際に現れる形質ではなく、その背後にある遺伝的設計図です。
例えば、目の色の遺伝子型は「AA」「Aa」「aa」のように表され、これが実際の目の色(表現型)に影響を与えます。同じ遺伝子型でも環境によって表現型が変わることもあり、この関係は「遺伝子型+環境=表現型」と表せます。
分子生物学では、ゲノム全体の塩基配列を指すこともあり、個人の遺伝的な素因や病気のリスク評価に用いられます。また、育種学では望ましい形質を固定するための遺伝子型の選抜が重要です。