Narration
/ˌnærəˈeɪʃən/
語り、叙述、ナレーション
源流
誰かが出来事の流れを、口で順にたどって聞き手に渡していく声の動き。
Image
出来事 + 時間の順序 + 語り手の視点 = 物語の流れを形にする
深層理解
Narration は、単に「話すこと」ではなく、出来事を順番に組み立てて伝える行為を指す。ポイントは、情報を並べるだけでなく、何を先に置き、どこを強調し、どんな視点で見せるかにある。
日常では「ナレーション」として、映像・音声・プレゼンで内容を案内する声を表す。一方で文学や会話分析では、物語を進行させる語り、あるいは出来事を説明する叙述そのものを意味する。つまり narration は「内容」ではなく、内容を意味ある流れにする構成力に近い。
この語の深いところは、単なる記録と違い、選択された視点が入る点にある。何を語り、何を省くかで、同じ事実でも印象は変わる。だから narration は、客観的な報告にも、主観的な物語にもまたがる、意味を編む技術として働く。
現代英語では、映画・ゲーム・ドキュメンタリーのナレーションだけでなく、自己紹介や説明文のような「流れをもって伝える」場面にも広く応用できる。要するに narration は、事実を時間の筋に乗せて、人に届く形へ変える力を表す語。
近い語との違いでは、story は「物語の内容」、description は「状態の描写」、report は「事実の報告」。narration はその中間で、出来事を語りとして運ぶ方法に焦点がある。