Prejudice
偏見、先入観、予断、不利益を与えること
源流
証拠が机に並ぶ前に、裁判官がすでに判決文へ判を押してしまう。
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前もって + 判断 + 固定化 = 偏見
深層理解
Prejudice の核は、単なる「嫌い」ではなく、見る前に裁くことです。語源的には Latin の prae「前に」+ judicium「判断・裁き」に由来し、十分な証拠・経験・理解が来る前に、心が先に結論を出してしまう構造を持っています。
現代英語では、人種・性別・宗教・年齢などに対する 偏見 を指すことが多いですが、本質はもっと広いです。ある人、集団、考え方、場所、選択肢に対して、事実より先に感情や固定観念が入り込み、判断を歪めることが prejudice です。
重要なのは、prejudice は必ずしも強い憎悪とは限らない点です。好意的な決めつけもあり得ますが、多くの場合、相手を一人の具体的な存在として見る前に、ラベルで処理してしまいます。つまり prejudice は、世界を速く理解するための脳の近道が、人間理解の失敗へ変わった状態です。
名詞では racial prejudice「人種的偏見」、gender prejudice「性別に基づく偏見」、prejudice against immigrants「移民への偏見」のように使われます。動詞では The report may prejudice the jury.「その報道は陪審員に予断を与えるかもしれない」のように、誰かの判断を不公平に傾ける意味になります。
法律や公式文脈では without prejudice という表現が重要です。これは「権利を害することなく」「後の主張に不利益を与えない形で」という意味で、日常的な偏見とは違い、prejudice が持つ 不利益・損害 の意味が前面に出ています。