Rapture
/ˈræptʃər/
歓喜、有頂天、恍惚、狂喜;(宗教的に)携挙
源流
Rapture: 何かに強くつかまれ、日常の地面から魂ごと引き上げられる画面。
Image
強い力 + 心の奪取 + 上昇感 = 恍惚
深層理解
Rapture の核は、単なる「うれしい」ではなく、心が自分の管理下から奪われるほどの歓喜です。語源的にはラテン語 rapere「つかむ、奪う、さらう」と関係し、そこから「強い感情にさらわれる」という感覚が生まれました。
つまり rapture は、感情が内側から静かに湧くというより、外から来た力に持っていかれる言葉です。美しい音楽、宗教的体験、恋愛、芸術、自然の壮大さなどによって、自我の輪郭が一瞬ゆるみ、世界に吸い込まれるような状態を表します。
現代英語では in rapture「うっとりして」、with rapture「歓喜して」、rapturous applause「熱狂的な拍手」のように使われます。特に rapturous は、観客や群衆が理性より先に反応してしまうような熱烈な称賛を表します。
宗教、とくに一部のキリスト教文脈では the Rapture は「携挙」を指します。これは信者が終末時に天へ引き上げられるという考えで、語の根にある「上へ奪い去られる」イメージがそのまま残っています。
joy が広い意味の「喜び」、delight が明るい「楽しさ」、ecstasy が意識の外へ出るほどの「恍惚」だとすると、rapture はその中でも特に、何かにさらわれる歓喜です。自分が喜ぶのではなく、喜びに自分が連れ去られるのです。