Selves
/selvz/
自己、自分自身たち
源流
鏡の前に立つ一人の人が、自分を何度も見つめ直している画面。
Image
一人の身体 + 複数の内面 / 役割 / 顔つき = selves
深層理解
selves は self の複数形だが、単なる「自己が複数」というより、ひとりの中にある複数の顔・役割・状態を指しやすい語である。
日常では your true self, our better selves, their former selves のように使い、「本来の自分」「より良い自分」「昔の自分」のような、時間や状況によって変化する自己像を表す。
self は哲学・心理学・宗教・日常会話をまたぐ中心語で、selves はその中心が固定された一点ではなく、文脈ごとに揺れ、重なり、分岐することを示す。つまり、この語は「人は一枚岩ではない」という感覚を自然に含む。
また、反身代名詞でも ourselves / yourselves / themselves のように現れ、行為が外ではなく内へ戻ること、あるいは主体が自分自身に向き合うことを表す。ここでも核は 自己への回帰 である。
現代英語では、個人のアイデンティティ、自己改善、メンタルヘルス、共同体の中の自分など、多くの場面で使われる。selves は「自分とは何か」が一つに決まらない現代的な感覚をよく映す語である。