Humour
/ˈhjuːmə(r)/
ユーモア、機知、滑稽さ、気分
源流
もともとは体の中を流れる「体液」や「気分の流れ」を表し、その流れが人の性格やふるまいを左右するというイメージから生まれた。
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体の流れ + 心の余裕 + ずらし = ユーモア
深層理解
Humour の核は、単なる「おもしろさ」ではなく、現実を少しだけ ずらして 見せる力にある。正面から言えば硬くなる場面でも、少し角度を変えることで、人は息をつき、物事の重さを和らげられる。だからこの語は、笑いそのものよりも、笑いを生む 感覚の機微 を指す。
語源的には、古くは人間の性質や気分を左右する 体液 の発想に結びつくとされる。ここから「気分」「機嫌」という意味も派生した。つまり humour は、外に向かう滑稽さだけでなく、内側で揺れる ムード も含む語である。
現代英語では、主に二つの方向で使われる。ひとつは ユーモア としての「機知・おかしみ」。もうひとつは in good humour / out of humour のように、感情の状態を表す用法。日本語で言うなら「笑いのセンス」と「気分の調子」が、一語の中に共存している。
この語の深い価値は、ただ人を笑わせることではない。むしろ、厳しさ・矛盾・痛みを、完全に否定せずに受け止めながら、なお軽やかに扱う 知的な余裕 にある。humour は、世界を浅くするのではなく、重さの中に逃げ道を作る力だ。