Person
/ˈpɝːsən/
人、個人、人格をもつ存在
源流
古代の舞台で、役者が仮面をかぶり、その仮面を通して一つの役として現れる。
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身体 + 声 + 役割 + 内面 = 人格ある一個人
深層理解
Person の核心は、単なる human「人間」ではなく、社会の前に現れる一つの人格です。語源的にはラテン語 persona「仮面・役柄・登場人物」にさかのぼるとされ、もともとは舞台上で『誰として現れるか』という感覚を持っていました。
つまり person は、肉体としての人ではなく、名前を持ち、責任を負い、他者と関係を結び、法や倫理の中で扱われる存在を指します。だから legal person「法人・法的人格」のように、会社にも person が使われます。ここでは血肉よりも、権利と責任を持つ『主体』であることが重要です。
日常では a nice person「感じのよい人」、in person「本人が直接」、the right person「ふさわしい人物」のように使われます。どの場合も中心にあるのは、群衆の中の匿名の一人ではなく、顔・性格・立場を持ってこちらに向き合う存在という感覚です。
近い語との違いも重要です。human は生物学的な『人間』、individual は集団から切り出された『個体・個人』、person はその個体に人格・社会的役割・尊厳が宿ったものです。Person は『ただ生きているもの』ではなく、『誰かであるもの』です。