Hippie
/ˈhɪpi/
ヒッピー、既成社会の価値観に反抗し、自由・平和・自然回帰を重んじる若者/人
源流
Hippie: 1960年代の若者が、スーツを脱ぎ、長髪と花をまとって街や共同体へ出ていく画面。
Image
反体制 + 自由 + 平和 + 自然回帰 = ヒッピー精神
深層理解
Hippie は単なる「派手な服装の若者」ではなく、社会が当然だとする成功・消費・戦争・権威に対して、「本当にそれで人間は自由なのか」と問い直す存在を指します。中心にあるのは、制度よりも体験、所有よりも共有、競争よりも愛と平和を重んじる感覚です。
語源的には hip「事情に通じた、先端的な感覚をもつ」に由来する hippie / hippy とされ、もともとは「世の中の裏側や新しい文化に目覚めた若者」というニュアンスを持ちました。ただし現代では、1960年代のカウンターカルチャー、反戦運動、サイケデリック音楽、共同生活、自然志向などと強く結びついて理解されます。
現代英語で hippie は中立にも、軽い揶揄にも使われます。たとえば a hippie lifestyle は「自然派で自由な暮らし」、old hippie は「昔ながらの理想主義者」、dirty hippie は差別的・侮蔑的に「不潔で現実離れしたヒッピー」という響きになります。文脈によって、理想主義者にも、世間知らずにも聞こえる言葉です。
深層のイメージは、社会の中心から外へ出て、別の生き方を試す人です。Hippie の魂は「逃避」だけではありません。むしろ、国家・会社・家族・市場が決めた人生の脚本から一歩離れ、自分の身体、感性、共同体、地球を基準に生き直そうとする試みです。だからこの語は、ファッション語であると同時に、文明批評の言葉でもあります。