Filipino
フィリピン人;フィリピン系の人;フィリピンの;フィリピノ語(フィリピンの国語としての標準化された言語)
源流
スペイン王フェリペ2世の名を冠した島々に生きる人々が、外から一つの名で呼ばれている画面。
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島々 + 植民地の命名 + 多民族の生活 = Filipino
深層理解
Filipino は単なる国籍名ではなく、島々にまたがる多様性を一つの名前で束ねる語です。フィリピンは多数の島、言語、民族、歴史を持つため、Filipino という語には「単一の血統」よりも、共有された歴史・市民性・文化的帰属という感覚が強くあります。
語源的には、Philippines / Filipinas はスペイン王 Philip II(スペイン語 Felipe)に由来します。つまり Filipino の根には、現地から自然発生した民族名というより、植民地時代の外部からの命名があります。そのためこの語は、支配の歴史を背負いながらも、現代では人々が自分たちのアイデンティティとして引き受け直した名前でもあります。
現代英語では Filipino は主に 人 または 形容詞 として使われます。例:a Filipino nurse(フィリピン人看護師)、Filipino food(フィリピン料理)、Filipino culture(フィリピン文化)。単に「フィリピン出身」という意味だけでなく、海外移民、家族の結びつき、労働、音楽、料理、宗教、ホスピタリティなどの文化的イメージも伴いやすい語です。
言語名としての Filipino は、フィリピンの国語を指します。実際にはタガログ語を基盤として標準化された言語ですが、国家的には多言語社会をまとめるための 共通語 として機能します。したがって Filipino language には、単なる言語名以上に、国を一つにつなぐための橋という意味合いがあります。
注意点として、Filipino は男性だけを指す語ではありません。英語では性別を問わず「フィリピン人」を指す一般語として使われます。一方、Filipina は女性のフィリピン人を特に指す語です。また、Philippine は主に形容詞として国家・制度・地理に使われ、Filipino は人・文化・言語により近い語です。