Vulgar
下品な、粗野な、俗悪な、庶民的な、一般大衆の
源流
Vulgar: 古代ローマの「群衆・一般民衆」の中で話され、使われ、磨かれすぎていない言葉や振る舞いの画面。
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大衆 + 露骨さ + 洗練の欠如 = vulgar
深層理解
Vulgar の核は、もともと「民衆に属する」という意味です。語源はラテン語の vulgus「一般の人々、群衆」に由来します。つまり最初から必ずしも「悪い」言葉ではなく、上流・教養・格式に対する 普通の人々の世界 を指していました。
そこから現代英語では、「洗練されていない」「品がない」「露骨すぎる」という意味へ発展しました。Vulgar なものは、単に dirty「汚い」だけではありません。問題は、場にふさわしい距離感や抑制を失い、欲望・金・身体・性的なものをむき出しに見せる点にあります。
たとえば vulgar joke は「下品な冗談」、vulgar language は「汚い言葉・下品な表現」、vulgar display of wealth は「成金趣味の富の見せびらかし」です。ここでの vulgar は、内容そのものよりも、見せ方が露骨で、品位を欠くという評価を含みます。
また vulgar には「大衆的な、通俗的な」という古い・やや専門的な意味も残っています。たとえば the vulgar tongue は「民衆の言葉」、つまりラテン語などの公的・学術的言語ではなく、普通の人が日常で話す言語を指します。この意味では必ずしも侮辱ではありません。
似た語との違いも重要です。Rude は「無礼」、crude は「粗削り」、obscene は「わいせつ」、vulgar はそれらを含みつつ、特に 社会的な品位や美意識から見て低俗 というニュアンスを持ちます。Vulgar とは、洗練という薄い膜が破れ、むき出しの大衆性がそのまま出てしまった状態です。