The Word Soul

Obscene

/əbˈsiːn/

わいせつな、卑猥な、目に余るほど不快な、常識外れにひどい

源流

Obscene: 本来は『舞台の外に置くべきもの』、つまり人前で見せてはならないものが、公共の視線の中に引きずり出される画面。

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隠されるべきもの + 公共の視線 + 強い嫌悪感 = Obscene

深層理解

Obscene の核は、単に『エロい』ではありません。より深くは、本来そこに出してはいけないものが、場違いに露出しているという感覚です。性的に露骨な表現だけでなく、暴力、金銭欲、権力の乱用などが『人間の品位を壊すほどむき出し』になったときにも使われます。

語源については、ラテン語 obscenus『不吉な、嫌悪を起こさせる、みだらな』に由来するとされます。よく『ob-scena = 舞台の外』と説明されることがありますが、これは語源的には確実ではありません。ただし意味のイメージとしては非常に有効です。つまり obscene は、舞台上に出すべきでないものが観客の前に現れてしまう感覚です。

現代英語では obscene pictures や obscene language のように、性的・下品な表現に使われます。しかしそれだけではありません。an obscene amount of money と言えば、『わいせつな金額』ではなく、道徳感覚を麻痺させるほど法外な金額という意味になります。ここでは『多すぎて気持ち悪い』という倫理的な嫌悪が中心です。

Obscene は dirty よりも強く、vulgar よりも社会的で、indecent よりも嫌悪感が深い語です。dirty は『汚い』、vulgar は『品がない』、indecent は『不適切』ですが、obscene は 見せられた側の尊厳まで侵害されるような露骨さを含みます。

この単語の魂は、境界線の破壊です。私的なものと公的なもの、欲望と礼節、身体と尊厳、豊かさと貪欲。その境界を越えて、何かがあまりにもむき出しになったとき、英語はそれを obscene と呼びます。

一言で言えば

The obscene is not what is naked, but what has forgotten the dignity of being hidden.

猥褻とは裸であることではなく、隠されることの尊厳を忘れた状態である。